ユナイテッド航空でANA特典航空券をお得に発券!マイラー必見のMileagePlusセゾンカードとは?
ユナイテッド航空のマイルを使うと、ANAで発券するよりお得にANA特典航空券が発券できることをご存知でしょうか。
ユナイテッド航空・ANAはともにスターアライアンスという航空連合に加盟しているため、ユナイテッドマイルを使って提携先であるANAの航空券を発券することができるという仕組みがあります。
嘘のような本当の話なのですが、実は、ユナイテッド航空のマイルでANA特典航空券を発券すると、“ANAで発券するより少ないマイル数で同一区間分を発券”できます。
以下では、どんな区間でどれくらいお得になるのか、デメリットは何かあるのか、ユナイテッド航空のマイルを効率的に貯めるいい方法、などをご紹介します。
- 1.ユナイテッドとANAの必要マイル数を比較
- 2.ユナイテッドマイルの有効期限
- 3.予約開始や予約変更などは?
- 4.マイル数はオトクだけどデメリットもある
- 5.ユナイテッドマイルを貯める方法
- 6.ユナイテッドマイルが貯まりやすいクレカ「MileagePlusセゾンカード」
- 7.まとめ
1.ユナイテッドとANAの必要マイル数を比較
具体的に、どのような路線でユナイテッド航空の方が少ないマイル数でANA特典航空券を発券できるのか見ていきたいと思います。
<国内線比較>
まず、国内線の比較は以下のとおりです。
ANAでは、路線距離(片道)に応じて、必要マイル数が大きく4つのカテゴリーに分類されます。
- 0~300マイル区間(東京⇔大阪・名古屋ほか)
- 301~800マイル区間(東京⇔札幌、大阪⇔那覇ほか)
- 801~1,000マイル区間(東京⇔那覇、大阪⇔石垣、札幌⇔福岡ほか)
- 1,001~2,000マイル区間(東京⇔石垣、名古屋⇔石垣ほか)
加えて、ANAは距離による区分だけではなく、シーズンによる3つの区分もあります。
- L=ローシーズン(1月中旬~2月中、4月・12月の一部等)
- R=レギュラーシーズン(L、H以外)
- H=ハイシーズン(GW、お盆休み、年末年始等の繁忙期等)
ユナイテッド航空では、ANAとは違って、路線距離(片道)による区分は2つしかなく、シーズンによる必要マイル数の違いもないため、非常にシンプルなルールになっています。
路線距離が片道801マイル以上の区間は、沖縄へ向かう便か、札幌⇔福岡便など、ごく一部の路線に限られています。
ですので、ユナイテッド航空で発券することによって、大半の国内線の路線は片道5,000マイルで発券することができます。
これ、結構素晴らしいことだと思いませんか?
ユナイテッド航空で発券するよりANAで発券した方がマイル数が少ないケースはどんな時かというと、L=ローシーズンに東京⇔沖縄間を発券するときなど、非常に限られた時しかありません。(ANA:7,000マイル<ユナイテッド:8,000マイル)
それ以外のほとんどの区間において、ユナイテッド航空でANA特典航空券を発券した方が、ANAで発券するより少ないマイル(=ほとんど片道5,000マイル)で発券できるのです。
この事実を知ったとき、私は非常に衝撃を受けました。
友人の結婚式などで本州内を飛行機で移動する機会がそこそこあるのですが、タイミングがANAが定めるハイシーズンと重なってしまった場合に、相対的に多くのマイルにが必要となるケースがあり、損した気分になっていましたが、ユナイテッド航空ではシーズンを気にすることなくお得に国内旅行ができるのです。
<国際線比較>
では、国際線はどうか?主要な路線を以下のとおり比較しました。
こちらは、ANAで特典航空券を発券した方がケースが多いです。
ただし、ユナイテッド航空のマイルを使用する場合は、特典航空券の燃油サーチャージが無料になります(ANAは必要マイル数に加えて、別途サーチャージ代を支払う必要がある)。
路線によってサーチャージがいくらかかるのかは、当然それぞれ異なりますので、
「ANA発券で必要なマイル数+サーチャージ代」
「ユナイテッド発券で必要なマイル数」
を比較することで、どちらがお得かはケースバイケースになってくるかと思います。
国内線ではサーチャージを考慮する必要がありませんので、ユナイテッドでの発券が圧倒的にお得です。
ですので、ユナイテッドマイルを活用してお得に発券する技は国内線で飛行機を多く利用するという方必見のウラ技と言えそうです。
2.ユナイテッドマイルの有効期限
ANAでは、マイルの有効期限が3年間と定められていますが、ユナイテッド航空では
“マイルの増減があった日から18ヵ月(=1年半)”
と定められています。
つまり、クレジットカードの利用などで一度でもマイルが加算されれば、その時点から起算して「18ヵ月」の有効期限となるため、ユナイテッドマイルが貯まるクレカを日常利用する人にとっては、実質、“無期限”でマイルを保有することができると言えます。(ユナイテッドマイルを貯めるためにおすすめのクレカは後述します。)
なお、特典航空券の発券によるマイルの減算があった際にも、再度18ヵ月に有効期限が延長されます。
3.予約開始や予約変更などは?
ANA特典航空券の予約開始日時と予約対象期間(H31.1.12現在)は以下のとおりです。前述のとおり、必要マイル数の比較から、主に国内線でANA特典航空券を発券する際にオトクになるため、以下では国内線のケースを見ていきたいと思います。
<国内線>
■2018年10月28日~2019年3月30日搭乗分
(8月下旬の一斉予約開始以降)搭乗前日まで予約可能
■2019年3月30日以降の搭乗分
予約開始日は現在未定。決定次第、別途案内。
ユナイテッドでANA特典航空券を発券できる期間(H31.1.12現在)は以下のとおりです。
<国内線>
約5ヵ月先~出発当日まで
当日発券もできますが、(デメリットはまとめて後述しますが、)ユナイテッドでは出発日から21日以内に特典航空券を発券する場合に、75USドルの緊急発券手数料がかかりますので、現実的には当日発券は選択しえないのではないかと思います。
4.マイル数はオトクだけどデメリットもある
ユナイテッドでANA特典航空券を発券する際のデメリット(注意点)について触れておきたいと思います。
予約方法や、予約するタイミングなどによっては“手数料”が発生します。
個人的には、イタいデメリットであると感じます。
<手数料一覧>
ポイントは、
- (ウェブではなく)電話予約は25ドル必要
- 搭乗日前21日以降は75ドル必要(ギリギリの発券)
- 予約変更は75ドルor125ドル必要
というところです。
あえて電話予約はしないにしても、急遽予約したい場合や予約変更したい場合に融通はきかないという点が大きなデメリットです。
前もって予定が確定していて、変更する可能性が低い場合にはユナイテッドを使うといいかもしれません。(友人の結婚式とか実家への帰省とか?)
5.ユナイテッドマイルを貯める方法
結局、ここが一番重要なところかと思います。
結論としては、ユナイテッドマイルは「クレカ」を使ってマイルを貯める方法がメインになります。
ANAマイルを爆発的に貯めることのできる、ポイントサイトなどを通じた裏ワザは、ユナイテッドマイルでは使えません。
厳密にはポイントからユナイテッドマイルに返還も物理的には可能ですが、以下のとおり交換レートが悪く、やるに値しません。
■10万円相当のPeXポイントをマイルに交換する場合
①PeX(10万円相当)→22,500ユナイテッドマイル
②PeX→ワールドポイント→Gポイント→LINEポイント→メトロポイント→81,000ANAマイル
ANAマイルに返還する場合と比較して、獲得マイル数は大幅に落ちることが分かると思います。これでは、ユナイテッドでお得にANA特典航空券を発券できたとしても意味がありません。
6.ユナイテッドマイルが貯まりやすいクレカ「MileagePlusセゾンカード」
ユナイテッドマイルを貯めるのにおすすめなのがMileagePlusセゾンカードです。
このカードは、年会費1,500円(税抜)で1,000円につき5マイルですが、追加年会費5,000円(税抜の)マイルアップメンバーズを利用すると、1,000円につき10マイル加算され、合計1,000円につき15マイルを貯めることができます。
このマイル還元率1.5%は業界トップレベルですので、ユナイテッドマイルを貯めるにはまさにもってこいと言えます。
<コスモ石油>
なお、コスモ石油の利用時にはさらにマイル還元率がアップし、マイルアップメンバーズは1,000円につき20マイルを貯めることができます(メンバー以外は10マイル)。ですので、車を頻繁に運転する方にとっては大変おすすめです。
<MileagePlusモール>
MileagePlusモールは、フライト以外でも、ショッピング、グルメ、電話&通信、ドライブ、トラベル・サービス、ホビー&ライフ、ニュース&マガジンなど、毎日の生活のさまざまな機会に、マイレージプラス・マイルをご獲得いただける、マイレージプラス会員専用のオンラインショッピングサービスです。
MileagePlusセゾンカードで支払うことによって、カードのマイル付与に加えてさらにサイトで商品ごとに設定されたマイルが貯まります。
↓リンクはこちら
https://www.mileageplusmall.jp/
ご確認いただければ分かりますが、こちらのマイル還元率はそこまで魅力的とは思いません。ポイントサイトなど通じてANAマイルに交換した方がオトクだと思います。
ただし、ユナイテッドのマイルにこだわる方は利用するとオトクだと思います。
7.まとめ
いかがでしたでしょうか。
同じANA特典航空券を発券するにも、ユナイテッド航空のマイルとANAのマイルを使う場合で必要となるマイル数は異なり、ユナイテッド航空などを中心に、それぞれのメリット・デメリットがお分かりいただけたのではないでしょうか。
(おさらい)
- ユナイテッドでANA国内特典航空券は片道5,000マイルで発券可
- マイルの有効期限は実質無期限
- 直前の予約や、予約内容変更は手数料が高く融通が利かない
- ポイントサイトを使ってマイルを貯めるのは向いていない
- MileagePlusセゾンカードでトップレベルのマイル還元率1.5%
個人的には、予約変更などで融通がきかないところもありますが、ユナイテッド航空でANA国内線特典航空券を発券するとマイルがお得な点は、非常に魅力的であるため、活用する価値ありと考えています。
クレジットカードではユナイテッドマイルを貯め、ポイントサイトなどではANAマイルを貯めるという戦略を使っていきたいとおもいます。
少しでもご参考になればうれしいです。
以上
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