ANAのSFC修行の成果として20アップグレードポイントが加算!最もオトクな使い道を紹介します。
2018年のSFC修行の成果として、2019/2/1にアップグレードポイントが20ポイント付与されていました。
このポイントを使うことができるのは2019年度(2019/4/1~2020/3/31)と少し先になりますが、せっかくもらえるポイントですので、少しでもお得に使いたいところです。
本記事では、使い道について、もっともお得な方法なにか?実際に私はどのように使う計画か、などについてご紹介させていただきたいと思います。
1.アップグレードポイントとは?
アップグレードポイントとは、1~12月のANAグループの運航便で得たプレミアムポイント数に応じて、翌年度のANAプレミアムメンバーに贈られる特別なポイントです。
アップグレードポイントの有効期限は1年間しかありませんので、事前に使い道をよく検討しておいて、獲得後、最もお得な方法で優先して消費していくのが望ましいと思います。
アップグレードポイントを使ってできることは以下の3つです。
- 座席クラスのアップグレード
- 同行者のANAラウンジ利用
- スカイコインへの交換
どの使い道が一番お得なのか?好みにもよりますが、客観的に経済価値で比較検証してみたいと思います。
ちなみに、アップグレードポイントについて、ANAでは以下のとおり紹介されています。
<アップグレードポイントとは>
1月~12月のANAグループ運航便のご利用で獲得されたプレミアムポイント数に応じて、翌年度のプレミアムメンバーにプレゼントする特別なポイントです。お客様の空の旅がさらに満ち足りたものになるよう、座席クラスのアップグレードやラウンジのご利用などに、お使いいただけます。
有効期限
各年度内、4月1日~翌年3月31日(日本時間) ご搭乗・ご利用分まで
※アップグレードを事前にご予約いただく際は、ご搭乗便の日付を基準にしております。
例)ご搭乗便日付が2018年4月1日~2019年3月31日の場合:2018年度のアップグレードポイント利用可。ご搭乗便日付が2019年4月1日~2020年3月31日の場合:2019年度のアップグレードポイント利用可。
※未使用のアップグレードポイントを翌年4月1日以降に持ち越すことはできません。【ANA】
1-1.もらえるアップグレードポイント
ANAグループの運航便で得られるプレミアムポイント数に応じて、プレミアムメンバーがもらえるアップグレードポイントは以下のとおりです。
ANA便でSFC修行を解脱した人は、50,000プレミアムポイントほど獲得しているはずですので、20ポイント以上もらえることになります。(ただしANA以外の航空会社を中心に修行した場合は、その分減ってしまいます。)
なお、スーパーフライヤーズ会員かつブロンズ会員以上の方には、上記に加えて一律4ポイントが加算されます。
また、プレミアムポイントが3万ポイントに満たないスーパーフライヤーズ会員も、上記に基づいてアップグレードポイントが付与されます。(SFC会員は一度でも有償航空券で搭乗すればアップグレードポイントがもらえます。)※ANAプラチナデスクに確認済
2.座席クラスのアップグレード
その名のとおり、予約した座席クラスのアップグレードに使うことができます。
国内線、国際線ともにポイントによるアップグレードが可能で、国内線はルールがシンプルでかつ使い勝手も良いですが、国際線は格安航空券ではアップグレードができないルールになっており、利用するにはハードルが高いです。
以下で、詳しく見ていきたいと思います。
2-1.国内線プレミアムクラスへのアップグレード
国内線で座席クラスをアップグレードするために必要なポイントは一律4ポイントです。搭乗日の2日前以降に空きがある場合でないとアップグレードはできませんが、路線・時期に関わらず(特典航空券でも)アップグレードが可能です。携帯アプリ等から簡単にアップグレード手続きが可能ですので、比較的使い勝手は良いです。
例えば羽田⇔大阪間の場合、当日アップグレードにかかる費用は11,000円ですので、1ポイントの価値としては、2,750円となります。
羽田⇔那覇間の場合ですと、当日アップグレードにかかる費用は15,000円ですので、1ポイントの価値としては、3,750円となります。
路線によってアップグレードにかかる費用は異なりますので、1アップグレードポイントの価値も変わってきますが、すくなくとも2,000円以上の価値があります。
2-2.国際線ビジネスクラス、ファーストクラスへのアップグレード
国内線とは違って、国際線では利用する路線ごとに必要となるアップグレードポイント(片道分)が異なります。
具体的には以下のとおり、路線距離が長いほど必要ポイント数が増えます。
国際線でのアップグレードポイントの価値について見てみたいと思います。2019年4月5日のエコノミー、ビジネス、ファーストの片道運賃はそれぞれ以下のとおりです。
・エコノミークラス(東京⇒ニューヨーク)
・ビジネスクラス(東京⇒ニューヨーク)
・ファーストクラス(東京⇒ニューヨーク)
いろいろと運賃種別がありますが、画面最安値で比較しますと、
①エコノミー:14万円
②ビジネス :27万円(①+13万円)
③ファースト:55万円(②+28万円)
必要なアップグレードポイントはそれぞれ①⇒②は10ポイント、②⇒③は20ポイントとなっていますので、1ポイントあたりの価値は13,000円、14,000円となります。
アップグレードポイントとしての価値は非常に高いのですが、特典航空券でのアップグレードは対応しておらず、またアップグレード可能な運賃はそもそも高額であることが大きなデメリットです。
主な注意点は以下のとおりです。
- アップグレードポイントで利用できる座席数には、限りがある。
- アップグレードの際のマイルは、購入した航空券の運賃で積算。
- 機内でのアップグレードポイントによるアップグレードは不可。
- エコノミー⇒ファーストクラスへのアップグレードは不可。
- アップグレードによる利用クラスと同一クラスでの他の航空券の予約(二重予約)は、不可の場合あり。
- パッケージツアー等の包括旅行運賃等は、アップグレード不可。
- 特典航空券は、アップグレード不可。
国内線同様、特典航空券で発券した路線でもアップグレードポイントが使えたら、その利用価値が非常に高まるのですが、、、現状はさすがにそこまでのサービスはありません。
2-3.ダイヤモンドメンバー限定特典
ちなみにダイヤモンド会員は、当日空席があり、アップグレードの要件(上位クラス座席、食事など)が整った場合に限り、アップグレードの対象とならない予約クラスの場合でも、2倍のアップグレードポイントによって、アップグレードが可能です。
アップグレードポイントが使える予約クラスはそもそも高いことが多いため、安い便でもアップグレードできるのは魅力的です。
3.同行者のANAラウンジ利用
SFC会員は、同行者1人までは無料でANAラウンジに入室することができますが、同行者2人目以降はマイルかアップグレードポイントを支払うことができるルールとなっています。
3-1.国内線の場合
必要なポイント数は2ポイントです。
ANAラウンジは3,100円もしくは2,000マイル払うことで入室することができますので、1ポイントあたりの価値は1,550円or1,000マイルとなります。
個人的な見解ですが、国内線のANAラウンジは食事やシャワー等もありませんので、アップグレードポイントを使うのはすこし勿体ないと思います。。
3-2.国際線の場合
国際線ANAラウンジは軽食等もあって国内線よりも内容が充実しています。
そのため必要ポイントも多く3ポイントになります。
2人目以降の同行者は本来4,000マイルまたは5,000が必要ですので、1ポイントの価値は1,333マイルまたは1,667円ということになります。
国際線のANAラウンジでは食事ができ、またシャワーを使うこともできますので、シーンによっては便利かもしれません。
4.スカイコインへの交換
最後の使い道はANAスカイコインへの交換です。1ポイントあたり1,000スカイコインと交換することが可能です。
1スカイコイン=1円ですので、単純に経済価値に置き換えるとすれば、最も価値が低い選択肢になります。
5.結論・まとめ
経済価値で単純比較すると以下のとおりとなります。
国内線プレミアムクラスへのアップグレード:3,000円程度
国際線ビジネスクラスへのアップグレード:13,000円程度
国際線ファーストクラスへのアップグレード:14,000円程度
ANAラウンジの利用:1,500円程度
ANAスカイコインへの交換:1,000円
経済価値だけでみると、ビジネスからファーストクラスへのアップグレードが一番お得な使い方ということになりますが、利用するためには高額のチケットが必要になりますので、私のような庶民には選択しがたいというのが正直なところです。
「国内線プレミアムクラスへのアップグレード」ができるチャンスを狙いつつ、余ったポイントはスカイコインに交換する、というのが現実的な選択肢となりそうです。
少しでも参考になればうれしいです。
以上
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