開けごまマイラー

30代の一児の父。ポイントサイトやクレカのポイントをマイルに交換して旅行すること、稼ぐ方法、おすすめホテルや旅行先を発信します。

【ANA】SFC会員は「ダイヤモンド会員」を目指すべきなのか?徹底的に調べてみた。

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2018年にSFC修行※を終え、無事にANA上級会員であるプラチナメンバーになることができました。

※一生涯のANA上級会員の資格を手にするために、ANAの飛行機にたくさん乗ること。

半永久的なANAの上級会員としての権利を手に入れ、先日、さっそく特典航空券で羽田⇔伊丹をフライトした際は、無料で(マイルで)飛行機に乗れて、かつラウンジでビールが飲めた時に、何とも言えない優雅な気持ちになりました。ビールを飲みながらしみじみと「やっぱり修行してよかったな~最高だな~。」と。

SFC修行を終えた人が考えるのは、やはり次なる高みである「ダイヤモンド会員を目指す“ダイヤ修行”」だと思います。

あらためて上級会員(ブロンズ・スーパーフライヤーズ・プラチナ・ダイヤモンド)の違いを比較するとともに、ダイヤモンド会員を目指すべきなのか?というのを考えたいと思います。

1.「ブロンズ」「SFC」「プラチナ」「ダイヤモンド」の比較

あらためて上級会員の特典一覧と、各ステイタスごとの違いを以下のとおり纏めてみました。(こういう表をエクセルで作るの結構好きです)

SFC※1は一度作成してしまえば、そのメリットを半永久的に受け続けられますが、その他は前年度にプレミアムポイント※2を一定数稼ぐ必要があります。

※1 プラチナ会員以上が申込できるクレジットカード。カードを保有していればずっと上級会員。

※2 飛行機に乗ることで付与されるポイント。経済的価値はなく会員区分の判定に使われる。約10円で1プレミアムポイント貯められるというのが一つの目安。

<比較表>


こうしてみると、あらためて飛行機にあまり乗らずともほぼプラチナ会員と同等のSFC会員の魅力の凄さを感じます。

ではダイヤモンド会員は目指す価値があるのか?上記表で黄色網掛けしている、ダイヤモンド会員ならではの主なメリットを見ていきたいと思います。

2.ダイヤモンドステータスのメリットを検証

ダイアモンド会員になるには、飛行機にたくさんなる必要があり、大概算で約100万円が必要となります(人にもよります)。一方で、そのメリットを受けられるのは最大でも2年間ですので、出張族でもない限りは、ダイアモンド会員を継続し続けるのは莫大な時間とお金を要します。

では、そんなダイヤモンド会員になって得られるメリットは何なのか?SFC会員との違いはなにか?私が勝手に選んだ10つのメリットを順に見ていきたいと思います。

①ANAスイートラウンジの利用

ダイヤモンド会員を目指す人にとって、そのモチベーションとなるのはやはり「スイートラウンジ」だと思います。

ANAラウンジの中でも最上級 ANA SUITE LOUNGE国際線は羽田と成田のみで、国内線では羽田、伊丹、那覇など。同行者も一人までOK。

ただ、ANAラウンジでもビールやおつまみが飲めますし、PCが使えるスペースも十分、スマホの充電、WIFIアクセスも快適です。

<国内線:ANAラウンジvsANAスイートラウンジ>

では、羽田空港・国内線の例で、「ANAラウンジ」になくて「ANAスイートラウンジ」にあるものを列挙してみると、

  • エビスビール、ワイン、日本酒などアルコールが豊富
  • おにぎり、クロワッサン、スープなどの軽食もある
  • シャワールームがある
  • 全体的に人が少なめでゆったり

やはり、ANAスイートラウンジの方が魅力的であることに間違いありませんが、何としても取りに行きたいメリットかというと疑問に思えます。

「一回入ってみたい」という程度であれば、ヤフオクとかメルカリとかで5~6千円で出品されているラウンジ利用券で十分かと思います。

②国際線手数料の免除

ダイヤモンドサービスデスクから予約や予約変更を行う際に、手数料が免除となります。具体的には、新規発券手数料(5,400円)や交換発行手数料(2,160円)が免除となります。地味に嬉しいサービスといえます。

③ANA SUITE CHECK INの利用

羽田空港のサービスとなりますが、SFC会員、プラチナ会員がチェックイン・保安検査場通過の際に利用できる「ANA PREMIUM CHECK-IN」というのがありますが、ダイヤモンド会員専用の「ANA SUITE CHECK-IN」というものがあります。

ダイヤの絶対数は、SFC会員やプラチナ会員に比べて多くありませんので、さらなるスムーズな手続きが可能というわけです。

④コンシェルジュサービス

サービス内容は以下のとおりです。普段秘書などに細かいことを任せている偉い人とかはいいのかもしれませんが、私は特に必要性は感じませんでした。

羽田空港・新千歳空港・伊丹空港・那覇空港で国内線ご搭乗の際、また成田空港・羽田空港で国際線ご搭乗の際、ご出発までのひとときを快適にお過ごしいただけるよう、チェックインカウンターやラウンジで、常駐のコンシェルジュスタッフがお迎えし、ご旅行やご出張のサポートをいたします。今後のご旅程のご予約や、ビジネス文書のコピーなど、お気軽にご相談ください。(ANA)

⑤手荷物受け取りの優先

上記は国内線の例ですが、もっとも先に手荷物を受け取ることができます。到着後、次のアクションまでの時間を短縮できます。

今後、SFC修行などで全体の上級会員数がが増えてくると、上級会員のなかでもさらに早く手荷物が受けられるというのはメリットになりえます。

⑥優先搭乗の案内

改札を通る順番は以下のとおりです。

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ANAでは、係員のサポートが必要なお客様を最優先に機内にご案内しており、ダイヤモンド会員はその次の案内となります。

私はギリギリまでラウンジでゆっくりしていたい派ですので、あまり魅力的には感じませんが、「先に機内に入ることで、手荷物を自席近くの棚に収納しやすくなる」というのはメリットだと思います。

⑦マイルの有効期限延長

ダイヤモンド期間中は、本来3年である有効期限が延長され、マイルが失効しなくなります。なお、ダイヤモンドメンバーでなくなった場合には、すべての未使用マイルの有効期限がその時点から36ヵ月後の月末になります。

⑧8つのコースから選べる特典

ダイヤモンドメンバーになると、以下の8つの特典から1つを選択できるそうです。ちなみに以下は2019年度に選択できる特典一覧ということで、年度によって変更の可能性はありますが、これまでは大きくは変わっていません。

無難なのは、使い勝手がよさそうで経済価値が高いスカイコインではないかと思います。

  1. 「 ANA スカイコイン付与」・・・60,000コイン(60,000円分)
  2. 「アップグレードポイント付与」・・・12ポイント
  3. 「ミシュラン星レストラン」・・・日本国内・海外の厳選したレストラン約50店舗の中から、1店舗にペアで招待
  4. 「IHG・ANA・ホテルズグループ宿泊・お食事」・・・IHG・ANA・ホテルズグループジャパンでの宿泊・食事に利用できるクーポン 40,000円分(5,000円×8枚)
  5. 「ビジネス&トラベル・リビング・職人の技」・・・ビジネスや旅行に役立つビジネス&トラベルアイテム、日常を彩るリビングアイテム、職人の技が光る逸品などから1品選べる。
  6. 「ANA SUITE LOUNGE ご利用券コース」・・・ANAスイートラウンジ利用券6枚分(1枚約5~6千円の価値)
  7.  「自然保護」・・・お客様に代わって沖縄・恩納村の海にサンゴの植え付けを行います、とのこと。う~ん。
  8. 「コンシェルジュサービス」・・・会員誌「クラブ・コンシェルジュ」に掲載されている上質なコンシェルジュサービスを電話1本で堪能できる。

 

⑨「ダイヤモンドサービス」メンバー オリジナルネームタグ

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「ダイヤモンドサービス」メンバーは希望すると、記念のネームタグをプレゼントしてもらえます。さりげなくダイヤモンド会員であることを示すことができるツールです。

⑩搭乗時の音

普通会員やブロンズ会員は搭乗券をかざした際に「ピッ」という音なのですが、プラチナ会員・スーパーフライヤーズ会員になると「プロロンッ♪」という音になり、グランドスタッフから「いつもご搭乗ありがとうございます。」と声をかけていただけます。

これがダイヤになるとさらに音が変わり「ファーン♪」という何とも特別感のある音に変わります。

搭乗時の改札を通る音だけは拘りたい、音だけは譲れない、という方はダイヤを目指してもいいかもしれません。

3.ダイヤモンド会員になるために必要なフライト

10万プレミアムポイントを稼ぐためには、SFC会員になるための努力の2倍の努力が必要ということになります。

ダイヤを達成するにはどれくらいのフライトが必要となるか簡単に確認しておきたいと思います。

新幹線と同じくらいの値段で羽田⇔伊丹を往復するヴァリュー1というチケットだと、往復で1,620プレミアムポイント、61往復も必要になります。毎週往復しても、ダイヤモンドには到達できないレベルです。

また、羽田⇔沖縄を安いチケットで往復すると約3,000プレミアムポイントが2万円程度で取れますが、それでも34往復も必要となります。月2回、羽田⇔沖縄を往復しても、ダイヤモンドには到達できないレベルです。

目指すには、相当な覚悟が必要ということがお分かりいただけるかと思います。

4.まとめ・結論

いかがでしたでしょうか。

上級会員の比較から、ダイヤモンド会員特有のメリットなどがお分かりいただけたのではないかと思います。

一方で、ダイヤモンド会員になるためには、莫大なコストと時間を要します。

結論、「たまに行く旅行をより快適にしたい」とか「月1回程度の出張を快適にしたい」といった程度の人であれば、SFC会員で十分なのではないかと思います。

「ANAスイートラウンジに一度でいいから入ってみたい」という方はヤフオクやメルカリなどでラウンジ利用券の購入をおすすめします。

なお、国際線のファーストクラス利用時には、スイートラウンジが使えたり、手荷物サービス優遇されたりという点で、ダイヤモンド会員と似たサービスを受けることができますので、私はマイルをたくさん貯めて、国際線ファーストクラス特典航空券を発券することを目標にがんばっていきたいと思います。

以上

 

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