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IR(統合型リゾート)の大阪への誘致について

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こんばんは。

少子高齢化等の影響により、今後は老後やシニア世代を対象としたビジネス需要が高まっていくことは何となくの方向性としてあるんだろうなぁと思いますが、リゾート関連で最近話題のIRについて考えて見たいと思います。

1.IRについて

IRとは、カジノを含む宿泊施設、会議施設、テーマパーク、商業施設などを一体的に整備する統合型リゾートのことです。

2018年7月20日、「カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法案」が成立し、国内に最大3か所IRを設置すること、カジノ収益の30%を納税すること、カジノの面積はIR全体床面積の3%以内とすることと等が要旨となっています。

カジノは日本初となることで日本人はもちろん増加する訪日外国人の集客により一定程度経済効果が期待できる一方で、ギャンブル依存症への対策や、治安悪化といったリスクがあります。

現行、政府が示している依存症対策では、カジノへの入場料を設定したうえで入場回数の制限も盛り込む方針としているようで、仮に現行案で進む場合は、カジノへの入場料は6千円、入場回数は週3回かつ月10回が上限となる見通しです。

政府はIRを設置する都市を当面は2~3か所と想定しているようで、最有力候補は大阪となっており、関西国際空港のある泉佐野市か夢洲が有力とされている模様です。

ただし、前述のとおり種々の依存症対策を目的とした制限により、大阪としてもインフラ整備による初期投資コストを回収できないとして、政府案に対しては難色を示しています。

近隣アジアでは20世紀末からシンガポール、韓国、オーストラリアなどを中心に世界的に設立ラッシュが続き、外国人観光客の誘致に一定の成果をあげており、IRには、カジノ施設が乱立し自由に入場できる「ラスベガス・マカオ型」と、自国人が入場する際に制限する「シンガポール型」がありますが、前述のとおり日本においては制限が検討されています。

2.カジノに果たして行くのか

完全に個人的な見解ならびに偏見の羅列になってしまいますが、10年ほど大阪で暮らしてみて感じることとして、大阪の人は結構シビアな金銭感覚を持っている人が多いと思います(平たく言えばケチな人が多いです)。 

そんな人たちが入場料6千円を払ってカジノにいくのかというと、やはりそれは想像しがたく、メインの集客層としては訪日外国人を含む観光客ということになろうかと思います。

政府が目標として掲げる訪日外国人数は、2020年までに4千万人、2030年までに6千万人となっており、IRは目標数値の6千万人を達成するための対策としても位置付けられているかと思います。

そういう意味では、大阪・京都あたりの訪日外国人数は非常に多いため、IRを誘致するという点で経済効果を加速させようという点は理にかなっているかと思います。

横浜への誘致についても候補として挙がっているようですが、個人的には横浜はおしゃれな街という印象が強く、カジノを誘致するエリアとしては大阪の方がなじむのではないかと思います。

ただし、マカオやラスベガスといった超大型カジノがあるなかで、どこまで競合できるのかというのは甚だ疑問です。

3.まとめ

日本初となるカジノを含む統合型リゾート施設の誘致については、今後の訪日外国人数への影響も大きく、また付随して整備される鉄道沿線、街づくりといった観点からも、本当に誘致に至るかどうかは大阪の今後を左右するものだと考えています。

当然に、周辺のホテル需要にも影響しますし、不動産関連の仕事に携わっている社会人として、動向を注視していきたいと思います。

もしカジノができた暁には、1ヵ月の給料分くらいを握りしめて勝負してみたいと思います。

この記事をお読みになった方が、少しでも有益であると感じていただければうれしいです。

 

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