開けごまマイラー

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【短期集中】宅建試験に合格する王道の勉強方法<資格試験>

こんばんは。

今回は、宅建に合格する王道の方法」についてご紹介させていただきます。

まず初めに、私が宅建に合格したのはH28/10月の試験なのですが、実は2回目の受験で合格しています。1回目はH27/10月に受けており、宅建の世界ではあるあるですが合格点に僅か1点足りずに不合格となってしまいました‥‥。

宅建試験は1年に1回しか実施されないため、落ちてしまうと、再受験をしようとしてもモチベーションを翌年まで保ち続けることが難しく、勉強を再開したころには折角覚えた知識が抜けてしまっている、なんてことがあります。

この記事をお読みになった方には、自分と同じ大変な思いをしてほしくないため、是非“一発合格”を目指してほしいと思います。

一度落ちてしまったからこそ分かる「なぜ落ちてしまったのか?」「どうすれば宅建に受かることができるのか」という点について、自身の経験を踏まえてご紹介いたしますので、少しでもお役に立てれば幸いです。

1.宅建とは

まず、『宅建(宅地建物取引士)』とは、不動産の売買や仲介といった取引の中で、重要事項の説明などを行うために必要な資格であり、資格試験の登竜門と言われています。

試験は毎年10月・第3日曜日に実施され、受験者数は毎年約20万人のマンモス試験、合格率は例年15%強となっています。受験者層は非常に幅広く、学生・サラリーマン・主婦、おじいちゃんとかも受けています(80代の人も受けているらしい)。

色んなサイトを見ていると、「宅建は簡単」とか書いてあることがあるのですが(ふざけんな)、はっきり言って、理系出身で法律を全く知らなかった私にとっては非常にとっつきにくく、難しい試験だと感じました(元々暗記が苦手というのもあります)。 

実際の試験は『50問4肢択一(50点満点)』のマークシート試験で、特徴としては、合格点が年によって変動(逆に合格率は大体同じ)するというところです。

試験の内容としては、不動産を取り巻く法律や税制について幅広く問われ、①権利関係(民法等)、②法令上の制限、③宅建業法、④税その他 の4つの分野から出題されます。

2.私が宅建を受験した理由

生命保険会社で販売現場をサポートする部署で働いていたのですが、将来的に社内の不動産部門に行きたいと考えていたこと、宅建に合格すると会社から資格手当てが出ること、等の理由から受験しようかと考えていました。

そうしている内に、会社内の人事異動で不動産部に行くことが決まり、受験を決めました。といっても、不動産部に着任して以降は、部として宅建試験=取得必須試験と位置づけられており、勉強の進捗状況については週1程度で激しいトレースがあるくらい、受験しないという選択肢はない環境でした。

3.宅建の勉強時間・勉強方法<1年目>

<1年目>

勉強を開始したのはお盆明けの8月中旬頃で、試験日の約2か月前です。勉強時間は1週間あたり30時間程度(平日2時間/日、土日8時間/日)で、合計で200時間程度は勉強したかと思います。

具体的な勉強方法は、費用も時間もかかるため予備校等には通わずに、市販の参考書による独学でした。実際に使用した“宅建塾”シリーズで、勉強方法としてはテキストの読込みと「過去問宅建塾」をひたすら解き続けること。

◆結果(1年目)

 30点(合格点:31点) 不合格(涙)

試験終了直後に、あまりの手ごたえの無さに「終わった‥‥。」と絶望していましたが、僅かな希望を持って、各予備校が順次出し始める回答速報にかじりつきながら自己採点していました。

自己採点の結果は30点で、近年の合格点よりかなり低かったため、確実に落ちたな‥と思っておりましたが、同時に各予備校が出し始める合格予想点では、難化しているとの見解が多く30点もあり得るとのこと。

僅かな希望を持ちながら結果発表を待ちましたが、残念ながら合格点は31点でした。

4.1年目に不合格となった要因の分析

結論としては“過去問の反復が不足していたこと”に尽きるかと思います。

具体的な言い訳としては、その年の4月から新しい部署に異動したこともあって、試験の追い込み期である10月に仕事の繁忙期が重なることを認識していなかったこともあります。(分かっていればもう少し早く勉強を開始していた)

10月は朝7時~夜9時まで毎日仕事があったため、平日はほとんど勉強時間が確保できず、土日は宅建の勉強に充てておりましたが、平日の仕事のことを考えたりすることもあり、自分で計画していたとおりに過去問の反復ができませんでした。

5.2年目の勉強時間・勉強方法

<2年目>

会社からのプレッシャーも非常に強く2回目は決して落とすことが許されない状況でした。勉強を開始したのは、8月1日からで試験日の2ヵ月半前です。勉強時間は250時間程度でしょうか。使用したテキストは、色んなネットの情報を調べて良さそうだった滝沢ななみ先生のシリーズで、

①みんなが欲しかった!宅建士の教科書

②みんなが欲しかった!宅建士の問題集

③みんなが欲しかった!宅建士の過去問(12年分)

を使用していました。テキストの情報量としては少ない方だと思いますが、基礎的なところが非常に分かりやすく纏められており、基礎を大切にしていた私にとっては非常に良いテキストでした。

一度真剣に合格を目指して勉強しており、2年目は余裕だろうと思っていましたが、勉強を再開して問題集を解いてみると全く解けず、非常に焦ったことを覚えています。ですが、コツコツと問題集と過去問を反復しました。

 ◆結果(2年目)

 42点(合格点:35点) 合格

2年目は、試験本番で問題を解いているときに、「やばい、簡単すぎる‥」と逆に不安になるくらい手ごたえがありました。問題を解き終えて、自己採点で40点を超えた瞬間に文字通り飛び跳ねて喜びました。

問題自体が大幅に易化したこともあって、各予備校の合格予想点も上がっていましたが(35点前後)、さすがに40点代だったら合格しただろうと思い、安らかな気持ちで合格発表当日を迎えることができました。

6.宅建合格のための秘訣

2年目にこなした量としては上記の②問題集を5周、③過去問(12年分)を3周しました。なお、問題集は過去問の抜粋によって構成されているものであるため、②と③では問題の重複が非常に多くあります。

問題の反復で非常に重要だと思うのは、問題を解く際に、“1問”ずつではなく“1肢”ずつ理解して回答できるようになるということです。

宅建試験は、4肢択一の試験であるため、1つの問題に正解するにしても、4つの選択肢のうち1つだけ分かって正解することもあれば、4つとも分かって正解することもあります。着実に力をつけていくためには、正解した問題であっても、分からなかった選択肢にチェックをつけ、全ての選択肢の論点・回答を理解するまで反復することが重要です。

また、2回の受験を通じて結局過去問しかしていないが合格できたということは非常に重要なことかと思います。勉強を進めていると、過去問だけやっていて本当に大丈夫なのかな。。。と不安に駆られて、色んな模試や問題集に手を出したくなるところですが、上記のとおり1肢ずつ着実に論点を抑えて過去問を反復することでみるみる力がつき、合格圏に達することができます!

7.宅建合格によるメリット

宅建試験合格によるメリットは様々なものが考えられるかと思います。

例えば学生であれば就職活動にかなりプラスに働くと思いますし、サラリーマンであれば不動産会社を始めとして資格手当ての対象としている会社も多いのではないでしょうか。また転職時にも、不動産会社や金融関係の仕事であれば一定の評価を受けられると思います。また、宅建業者は事務所を設置する場合に、5人対して1人の宅建士を配置させる義務がありますので、一定の需要があり続けると思われます。

8.ステップアップに向けて

今後、別の記事でも詳しく記載予定ですが、宅建合格後はFP1級試験にチャレンジすることを強くお勧めします。FP1級試験のうち、1/3の範囲を宅建試験で勉強済みであるため、非常に資格試験同士の親和性が高く、ゼロから始める場合と比較して非常に大きいアドバンテージを得られると思います。

9.おまけ

宅建試験ですが、都市伝説的な噂で『雨の日は合格難易度が上がる』と言われております。そんな訳ないと思われるかもしれませんが、一応理由があります。

先に記載のとおり、この試験は合格率が15%程度と低いのですが、受験者層は非常に幅広く、またメジャーな試験でもあるため『とりあえず受けてみるか。申込みだけとりあえずしておこう。』という受験者層が一定数います。

晴れていれば『ほとんど勉強しなかったけど、せっかく申し込んだから一応試験だけは受けておこうか。4択だから、神がかり的な運の良さで、もしかしたら合格するかも!?』と思って一応は受験するところが、雨の場合は『勉強してないから、どうせ受かる訳ない。家でゆっくりしてよう。』となり、受験自体を放棄しやすいのです。

合格率というのは「合格者/申込者」ではなく「合格者/受験者」であるため、雨の日はしっかり勉強してきた受験者が多く(=あまり勉強してない人は受験すらしない)、相対的に合格ラインである上位15%へのハードルが上がってしまうのです。

受験前日、もう何もやることが無いくらいに勉強してきたという方は、てるてる坊主を作って記念受験者を呼び込む活動に勤しむ、というのも一つの選択肢ではないでしょうか。

それでは、記事を読んでくださり、宅建試験の受験を予定している皆さんが合格できるよう、心よりお祈りしております。

以上

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