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【確定拠出年金】4つのルールを知っておくだけで、お金を増やせる

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以前より、本ブログでも確定拠出年金の魅力についてはご紹介させていただいてきましたが、いざ確定拠出年金を始めようとすると、どのように進めていいのか迷ってしまうこともあろうかと思います。

↓<ご参考>確定拠出年金の概要・iDeCo等について

 iDeCo:確定拠出年金(401k)のメリットとデメリット - 《FP1級》ぽこごまの保険・不動産・お金のこと 

↓<ご参考>企業型確定拠出年金について

よく分からないまま「企業型確定拠出年金」の手続きをした方へ - 《FP1級》ぽこごまの保険・不動産・お金のこと

投資・資産運用というと難しいイメージがありますが、4つのルールを守るだけで、儲ける確率は格段に高くなります。※なお、確定拠出年金は所得控除による節税効果がありますので、仮に運用がうまくいかなかったとしても節税分を加味するとプラスになることがあります。

1.【ルール1、2】長期運用、投資対象の分散

1980年から、日本株・日本債権・外国株・外国債券という代表的な4つの資産に25%ずつ、毎月2万円を積み立て投資していった結果を円換算すると、2015年末までの36年間の累計投資額は約864万円なのに対し、資産は2759万円と約3.2倍になるというシミュレーション結果があります。

拠出した掛金に対する利回り換算では年率5.6%という水準となっています。

確定拠出年金は大半の企業がこうした4資産で運用できる投資信託や、1本購入するとこうした対象に分散投資ができるバランス型の投信を商品ラインナップに入れています。

どの運用商品が上がるかを予想せずとも、長い期間をかけて積み立てていくことにより、このような成果を得られたことになるのです。

◆たまたま運用時期がよかっただけなのでは?

という疑問も出ると思いますが、当然ながら運用開始時期により運用実績は変わってきます。例えばバブル崩壊後の1990年から同じ方式で計算すると、資産額は累計投資額の約2倍強となります。

先ほどの試算よりも運用実績は劣ることとなりますが、それでも年間の運用利回りは5.1%という水準です。

長期的な運用を行うことにより、経済成長という大きな流れにお金を投じていくことが可能なのです。また長期的な運用にあたっては、リスクを抑えながら着実なリターンを積み重ねていくことが肝要です。

そこで、値動きの異なる商品に分けて投資することで、リスクを分散することによって、資産全体のリスクを軽減することができ、安定したリターンを得られる可能性が高くなります。

2.【ルール3】買う時期の分散

株や債券の投資では、価格が上下しながら緩やかに長期的に価値が増えていくということが見込まれます。買う時期が集中した場合には、短期目線で下落局面と重なってしまった場合には、含み損となるリスクが高くなります。

一方で買う時期を分散することにより、下落局面では取得単価を引き下げる効果がありますので、長期的にみるとリスクを低減することが可能なのです。

3.【ルール4】低コスト

 老後に向けた資産形成においては、時間が長いだけに、選んだ商品にかかるコストが運用成績に大きな影響を及ぼします。投資信託については、保有している期間について、毎日一定の手数料(=運用管理費用)を差し引かれるのです。

では確定拠出年金ではどうかというと、同じ投資信託であっても確定拠出年金向けに信託報酬を低くしていることがよくあります。

つまり、確定拠出年金は、商品のコストが低いという点でも普通に投資するよりも有利な環境なのです。投資信託の報酬で2%近いものがある一方で、確定拠出年金だと0.5%未満に抑えるような品ぞろえをしているケースもあります。

◆毎年3%で毎月2万円を35年運用(総投資840万円)した場合でそれぞれ見ると、

①信託報酬が2%の場合

→35年後:1005万円

②信託報酬が0.5%の場合

→35年後:1340万円

と大きな違いが生まれます。短期的に見ると数%のコストの違いと思われるかもしれませんが、長期的にみると運用成果に大きい影響を持つファクターとなりますので、軽視することはできません。

なお、商品によって信託報酬が0.25%というかなり低廉な水準で投資可能なラインナップをそろえる企業もあります。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

確定拠出年金の制度は魅力的であることを理解しているものの、資産運用というとどうしても抵抗があったり、どのように投資対象を選んでいいのか分からないということも多いかと思います。

ですが、ご紹介させていただいた4つのルール、①長期運用②投資対象の分散③時期の分散④低コストを守るだけで、リスクを低くコントロールしながら老後資金を形成していくことができます。

確定拠出年金は所得控除による節税効果だけでも魅力的な商品なのですが、せっかくですので、老後に向けてより効率的に資産形成を行っていきたいものです。

何を基準に考えたらいいのか検討がつかない、といった方は是非参考にしていただければと思います。

 

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