開けごまマイラー

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生命保険は必要ない? 不要な人・必要な人

こんにちは。

生命保険会社に勤務して7年目になりますが、保険マンだからこそ分かる、生命保険は必要か?という点について記載していきたいと思います。私は生命保険会社に入社して最初の3年間は保険販売をサポートするようなところで勤務しておりましたが、その後は不動産部門に人事異動となっております。

会社としては保険販売が本業ですが、個人的には資産運用部門として不動産を運用することが仕事であり、自身に保険販売に対してノルマ(数値目標)等はありません。保険の内情が分かりつつも数値責任の無いフラットな立場であるからこそ、包み隠さず保険の必要性について書きたいと思います。(もちろん、保険を販売する営業がいるからこそ保険料をいただけるのであり、その保険料で資産運用ができるということは重々理解しています)

人生を以下のとおり6つのステージに区分した場合、各ライフステージで生命保険の必要性は大きく異なり、要否は以下【】内に記載しております。なお、生命保険会社が販売している保険は、生命保険・医療保険介護保険・貯蓄保険・就労不能保険など幅広い商品がありますが、以下では「生命保険(死亡保障)」の必要性についての私見を記載しております。

①幼少期~学生【不要】

②社会人・独身【少し必要】

③社会人・既婚・子なし【ほぼ必要】

④社会人・既婚・子あり【必要】

⑤社会人・既婚・子独立【少し必要】

⑥老後【ほぼ不要】

各ステージで必要・不要と考える理由について順にご紹介していきたいと思います。

 

①幼少期~学生【不要】

この段階では当然に生命保険は必要ありません。幼少期~学生の頃には、そもそも生命保険を加入するか検討している人もほとんどいないと思います。

 

②社会人・独身【少し必要】

社会人になると、生命保険の加入を検討する人が増えてくる頃かと思います。また、知り合いに生命保険会社に勤務した友人などがいる場合、保険の加入を進められることもあろうかと思います。では、結婚もしていない段階で本当に生命保険に加入しなくてはいけないのか?というと、答えは人によるかと思いますが、私は以下2パターンを想定して【少し必要】と考えています。

<パターン1>

独身の方は、ご自身の家族構成を思い浮かべていただき、自分が万一死んでしまった場合に、経済的に困る人がいるかどうかを考えてみてください。親の生活費を自身が稼いだお金から支出している場合は、親が経済的に困ってしまうようなケースもありうるかと思いますので、その場合には生命保険は必要だと考えます。

<パターン2>

私の場合もそうでしたが、まだ両親とも仕事をしており、また両親側で貯蓄もそれなりに形成している場合には、経済的にはあまり困らないのが実態です。ですが、私は1500万円程度の死亡保障に入っています。

理由としては、もし私が死んでしまった場合に、経済的には両親は困らないものの、私が生まれてから社会人なるまで、経済面はもちろん、色んな面で支えてくれた両親に、何の恩返しもできないままになってしまうからです。

 

③社会人・既婚・子なし【ほぼ必要】

では、結婚したらすぐに生命保険に加入するべきでしょうか?②のケースと同じように考えてみると、今度は結婚相手(パートナー)が経済的に困るかどうかという点がポイントになります。例えば、結婚を機にパートナーが会社を辞めて、専業主婦(専業主夫)になった場合は、メインの収入が無くなってしまうとパートナーが生活していけなくなると思います。

逆に、結婚しても夫婦で共働きでバリバリ稼いでいて、特にパートナーに万一のことがあっても経済的に問題ないというような場合は、生命保険は不要となります。

 

④社会人・既婚・子あり【必要】

では、子どもが生まれた場合にはどうでしょうか?この場合は、夫婦で共働きであったとしても、育児や家事などで時間が取られ、収入面では一時的に下がってしまうようなケースも多いかと思います。そのような時期にメインの収入源であるパートナーに万一のことがあった場合、残された家族は経済的に困ってしまうことが多いと思います。

よほどの資産家や富裕層でない限りは、結婚して子どもが生まれたら、現行の保障内容を見直し、死亡保障を手厚くするべきであるといえます。

 

⑤社会人・既婚・子独立【少し必要】

子どもが立派な社会人として独立して、ある程度の貯蓄も形成できているならば、生命保険は見直してもよいかもしれません。ただ、この段階にあっても、例えば家のローンが完済していない場合(団体信用生命保険があれば別)や、親の介護が必要な場合(これからの時代は医療が発達してより長寿化する可能性が高い)等も考えられます。

やはり、自分が亡くなってしまうことで、生活に困る家族がいないか?という視点で慎重に検討する必要があるといえます。

 

⑥老後【ほぼ不要】

この段階では、基本的に生命保険をかけておく必要はないかと思いますが、上記⑤と同様にまだ親の介護が残っている場合や、子どもが独立していない状況も考えられますので、必要に応じて付保を検討してもよいかと思います。

 

◆まとめ 

いかがでしたでしょうか。生命保険については各ステージに共通した特徴があるとはいえ、家族構成や家族の状況、ローンを含む負債の状況や貯蓄の状況等を加味しながら、ライフプランと併せて慎重に検討する必要があります。また、保障額については、万一自分が亡くなってしまった場合に残された家族にどんな生活を残してあげたいか?という想いによって大きく異なってきます。

共通して、自分が死んでしまったら経済的に困る人がいないだろうか?という視点で生命保険の要否を検討することで、生命保険の要否が見えてくると思いますので、迷った際には是非参考にしてみてください。

この記事を読んでくださった方が、生命保険の加入・見直し・解約等を検討するうえにで、少しでも参考になれば嬉しいです。 

 

以上

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